先日、安佐北区のN様のご依頼にお伺いさせて頂きました。
※投稿についてN様 了承済
リリーちゃんはN様のおばあちゃんが飼っていたポメラニアン(20歳)。
N様のおばあちゃんは一昨年亡くなりました。
リリーちゃんはおばあちゃんが亡くなる前の年まで営んでいた「お好み焼き屋」の看板犬でした。
いつもはお気に入りのペットベットから店内を監視していたそうです。
酔っ払いの喧嘩を止めたり、お客様のお子様の子守をしたり、
開店準備や閉店作業の時は、何時まででもおばあちゃんの横にずっといました。
一人暮らしのおばあちゃんが倒れた時も、リリーちゃんは大きい声で泣いて近所の方を
呼んで、おばあちゃんを救急車に乗せる事が出来ました。
しかしおばあちゃんはそのまま入院し、1年後病院で亡くなりました。
入院してから1年以上もリリーちゃんは会う事が出来ず、やっと会えたのは仏壇の写真のおばあちゃんだそうです。
N様は仏壇の前にずっと愛用していた「ペットベット」を置いてあげました。
ご飯やトイレ以外はずっとリリーちゃんは仏壇の前にいたそうです。
しかしリリーちゃんもご高齢。
半年前に「脳梗塞」と診断されて、ずっとゲージの中で寝る様になりました。
以降は全く仏壇の前には行かなくなり、「もう忘れちゃったんかね・・・」
とご家族で話していたそうです。
※その後、足も麻痺状態で動けなくなったそうです。
先日の朝方、N様は動けないはずのリリーちゃんがゲージに
いない事に気付きました。
仏壇の前の「ペットベット」で亡くなっていました。
先日、リリーちゃんは「20歳」という大往生で亡くなりました。
麻痺した足で、時間をかけて仏壇まで行ったリリーちゃん。
本当に愛情に包まれた人生だったのではと思います。
リリーちゃん!虹の橋を渡っておばあちゃんに会えた?
これからは、二人でゆっくりと楽しんでね!
心からご冥福をお祈り申し上げます。